生成AIを前提とした新たな開発手法を確立 - 生成AIは「活用」から「前提」へ。開発の常識が変わる

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2025年11月12日
スミセイ情報システム株式会社

生成AIを前提とした新たな開発手法を確立

生成AIは「活用」から「前提」へ。開発の常識が変わる

スミセイ情報システム株式会社(代表取締役社長:松本 誠)は、生成AIを全工程に組み込んだ新たな開発手法を確立し、実案件での検証を通じてその有効性を確認しました。
これにより生成AIは単なる支援ツールではなく、開発プロセスの基盤として位置づけられるフェーズに入りました。
今後は、従来の開発手法を転換し、生成AIを前提とした開発の標準化をはかってまいります。

1.取り組みの背景と目的

生成AIの進化は、ソフトウェア開発の在り方を大きく変えつつあります。従来の「一部工程での活用」では限界がある中、当社は生成AIを開発プロセス全体で体系的に組み込むことで、開発効率・品質・保守性の飛躍的な向上を目指しました。

生成AIを前提としたシステム開発標準へのステップを表した図
生成AIを前提としたシステム開発標準へのステップ

2.実務活用検証の概要

実際の開発案件において、従来の開発手法と生成AIを前提とした新しい開発手法で並行開発を実施。生産性・品質・保守性の観点で多角的に比較検証をおこないました。
新しい開発手法では、技術的な進化に合わせ、AIコーディングエージェントをはじめとする最新の生成AIツール群を全工程で体系的に活用し、精度の向上をはかりました。

3.検証結果と確認された効果

生産性の向上

システム開発の全工程を通じて、20%以上の効率化を確認。
特に、プログラミング・テスト工程において、コード生成・テストケース作成の自動化により開発時間が短縮。生成AI導入による開発スピードの向上が明確に示されました。

品質の向上

生成AIによる成果物チェックにより、従来のプロセスと比較して人的ミスが大幅に減少。
また、レビュー工程での活用によって品質管理の負荷が軽減。さらに、AIによる解析可能なドキュメント体系の整備では保守性も向上しました。

4.今後の展開

開発標準としての定着

今回の検証結果を踏まえ、生成AIを前提とした開発プロセス・環境を各案件に順次適用し、社内システムの開発標準として定着をはかります。

お客さまへの価値提供

開発スピード向上と品質安定化により、サービスの信頼性を高め、お客さまに新たな価値を提供します。
さらに、開発領域を超えた業務全般への総合的な生成AI活用支援を通じて、戦略的パートナーとしての役割を強化してまいります。

継続的な価値創造の推進

今回の取り組みにより、「迅速な開発」と「安定品質」の両立が現実のものとなり、生成AIがもたらすビジネスインパクトの大きさが明確になりました。
当社は、今後も継続的な技術投資と実証を重ね、お客さまにより優れたソリューションを提供してまいります。

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